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zoom RSS NHK長谷川解説主幹の死を報じた新聞の奇妙な統一性

<<   作成日時 : 2012/05/15 20:57   >>

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2001年10月17日、9.11事件が起きてからほぼ1カ月後、NHK解説主幹の長谷川氏の死は死後丸2日も経ってから新聞で報じられた。どの新聞でも、同氏がNHKの敷地内で変死体として発見された記事にしては、あまりにも小さな扱いであった。奇妙な点は、大新聞(朝日、読売、日経、産経)に見られる同氏の死亡事件の扱いの類似性、共通性、あえて言えば、統一性である。

1) まず、どの新聞も長谷川氏の死後2日後の夕刊で報道している。ふつうに考えると、2日間何らかの”差し止め”があったということであろう。しかし、この場合、新聞社それぞれの自主的な判断での”差し止め”とはとても考えにくい。それでは、その横並びの”差し止め”は警察か、どこか新聞社以外からの指示だったのであろうか。そうだとしたら、その理由は何だったのであろうか。

2) どの新聞でも、長谷川氏の死亡記事じたいが不当に小さく、最小限の大きさであり、したがってほぼ同じ大きさである。知名度のあるNHKのニュース解説主幹の変死を報じるには不釣り合いな小ささである。変死であれば著名人でなくとも、その日に報道され、扱いはもっと大きいはずである。ましてや、長谷川氏は、わずか5日前にテレビで9.11事件について発言もしていた知名度のある人物である。3面記事にはさまざまな記事がひしめいているが、NHK解説主幹の長谷川氏の変死よりも、「株主総会をめぐり金銭要求をした警察OBの逮捕」「うつぶせ寝訴訟」「えひめ丸、一遺体確認、家族、悲しみ新た」「自治労幹部、電子決済悪用し横領」といった記事のほうがずっと大きく報じられている。「ハイヤーが衝突炎上、3人死傷」といったありふれた交通事故のほうが優先されて報じられている。

3) どの新聞でも、長谷川氏の死亡記事は最下段に位置している。ここはそのページでいちばん重要性が低い場所である。つまり、最小クラスの記事が最も目立たない位置に配されていることになる。

4) どの新聞でも、長谷川氏の死亡記事は広告にはさまれている。上下にはさまれるか、左右からはさまれるかしている。新聞広告は、広告主がわざわざお金を払って、読者の注意を惹きつけるわけであるから、その周りは注意が薄くなるのは理の当然である。

5)どの新聞でも、冷静に比較して見ると、数日前に起きた「米原潜のえひめ丸衝突事件」の”続報”が不釣り合いに大きく報じられているように思える。しかもいずれもエモーショナルな大きな見出しと同じくエモーショナルな大きな写真を使っている点が共通している。この紙面を開いた読者の注意は紙面の主に上段に奪われて、下段の、広告に埋もれた小記事にまで十分には及ばなかったかもしれない。


「著名人の変死」がどの新聞でも最小の扱いになっているのは、その点だけでも、どう考えても不自然である。朝日、読売、日経の記事では「警視庁代々木署が死因を調べている」としているが、警察は検死解剖はまったくおこなっていない。いっぽう、産経は、「警視庁代々木署は事件性はないと話している」と報じているが”事件性はない”とは”犯罪性はない”と同義であろう。死体発見の状況じたい異常であり、検死解剖もしていないで、どうして犯罪の可能性を最初から排除できるというのであろうか。

どの新聞も3面の、いちばん下あたりで、広告に埋もれたような目立たない、見落としそうな場所である。奇妙にも、上記のどの新聞も、まるで、「出すには出すが、なるべく目立たないように」という配慮がj働いているかのようなレイアウトである。1紙くらい違う扱いがあってもよさそうなものだが、どれもみな「最小限で、しかもできるだけ目立たないように」という配慮が働いているような印象を受ける。いちばん最後の4番目の産経新聞の場合は、特に手が込んでいて、広告で挟んだうえ、さらに2つに分割して、飛び地している。それも逆の流れに飛んでいる。ただでさえ小さなこの記事のこの分割が本当に紙面構成上必要なものだったかどうかじっくりご判断いただきたい。

別々の新聞社が、この記事に関しては、まるで同一人物の指示、最終チェックを受けたかのような統一性がある。一つの記事をどのように報じるかはそれぞれの新聞社の独自の判断で決まるとしたら、この一様性は何なのか。この横並びは何なのか。しかも大きな記事ではなく、最小クラスの記事でのこの共通性、統一性は何を意味するのか。そもそも小さい記事ということは重要性が低いということであろう。そうであるならば、掲載しない新聞があってもおかしくない。しかし、どの新聞も報じている。また、掲載するにしても”小事件”の扱いは新聞によってまちまちになるのがふつうである。しかし、各紙とも長谷川氏の死亡事件は全面的に無視しているわけではない。それどころか奇妙な統一性をもって報じているのである。全面的に無視するにはあまりにも重大すぎる事件であったのである。にもかかわらず、大きく報じなかったのはなぜか。

全面的無視をしなかった1つの理由として考えられるのは、仮に報道されなかったとすると、かえってあとから疑惑、注目を引き起こしてしまうことになるのを避ける意図がある。死亡事件というものはいずれにしてもけっきょく知られることになる。そのときに、報道されていなかったとがわかると、今度は隠ぺいの疑いが起きてくる。つまり、完全な隠ぺいがどうせ不可能なことがわかっているならば、へたに全面的無視はせず、ほどほどに報道してしまったほうが、あとからの疑問、詮索、追及は起きにくいということだ。

完全な隠ぺいを図るのは隠ぺい工作としてはむしろレベルが低く、いずれ暴かれ、意図も突き止められてしまう。隠ぺいの成功は完全な隠ぺいを目ざさずに、むしろ少量の事実を誤情報によって粉飾して公然とリリース、もしくは隠然とリークすることにある。その際、新聞という公器では、その報道のインパクトを最小にするために、紙面構成のテクニックがフルに駆使されることになるだろう。

上記の、特に5項目に留意して、実際の新聞紙面を見て頂きたい。ふつうだったら見落としてしまうか、読んでも大した事件と思わないだろう。

朝日新聞 2001年10月17日夕刊
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読売新聞 2001年10月17日夕刊
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日経新聞 2001年10月17日夕刊
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産経新聞 2001年10月17日
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このページの英語版は以下にあります。
NHK Hiroshi HASEGAWA and 9/11

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